【レビュー】映画「香川1区」
映画「なぜ君は総理大臣にならないのか」の第二弾。
他候補を扱った分、前よりも政党色が出てしまったのは残念なところ。
また、てっきり小選挙区で当確でるシーンがピークだとおもってたら、20時直後の「自民が過半数割る」とのニュースで事務所が盛り上がり過ぎてしまい、ほぼ勝利の騒ぎになってしまったことで、直後の本人の当確が盛り上がり切れていなかったのが残念。
しかも、実際のところ、自民の過半数割れの見通しは誤りで、むしろ自民が絶対安定多数とる選挙だったのに、映画的にそれにふれていないのは致命的なミス。
と、映画としてはいつくかクレームを申し上げたくなるが、それを打ち消すくらい主役の小川氏のまっすぐな姿に心打たれた。
結局、小川氏がいいだけ。
小川氏が田崎スシローにブチギレるところが印象的。これもまっすぐすぎるが故。
これは維新の候補者に出馬辞退を迫ったものを批判するものであった。
この件に関しては両親のコメントも泣きそうになった。特に農業政策を語るなら、自分でなんか作ってみろという発言を受けてちっこい大根を小川氏が作り出したエピソードなど。
さっき批判したが、ハイライトはやはり当選直後のシーン。長女のコメントで涙腺が崩壊した。「お父さんが選挙でいつも負けるたびに、社会に出ると正直者がバカを見ると思ってきた。しかし、今回、正直者の声が届いた」
今回も面白かった。