ぼくのなつやすみのよてい

学生時代にバックパッカーをしておくべきだったと30歳を超えて気づきました。初めての海外は、大学卒業後のインド。懲りてしばらく海外に行かなくなりました。英語コンプレックス。東京の田舎育ち。2016年6月、初めての一人海外旅行は台湾。2016年10月、2度目の一人海外旅行はイラン。 語学力がなくても何とかなることに気づき、そこからよく海外に行くようになりました。 リュックだけ持って、LCCで海外にいく弾丸海外旅行スタイルが好きです。

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【2019年/夏/中東旅行】イスラエル3日目、タクシー嫌いが加速する

イスラエル3日目。本日はパレスチナ自治区を巡った。

朝6時に宿を出て、バスに乗り、ヘブロンを目指す。パレスチナ自治区に入る際はチェックポイントと呼ばれる国境越えみたいなところがある。ただ、パレスチナからイスラエルには回転扉を過ぎておしまいである(帰りのイスラエルでは、手荷物検査とパスポート提示の必要あり)。

エルサレムから、ベツレヘム行きのバスに乗ったが、どうやらこのチェックポイントまでのようだ。チェックポイントで降りて、またどこかで待っていてくれて再度乗れるかと思ったらそういうものではなかった。となると、使わないといけないのがタクシーである。

結論からいうと、本日の移動はほぼ全てタクシーだったが、パレスチナタクシードライバーがかなり嫌いになった(パレスチナ人は嫌いではない)。

 

めんどくさいことは、まずふっかけてくる。次に最初に言った値段と違うことを言ってくる。よくあるのは最初はシェケルイスラエルの現地通貨)で、あとからドル。降りるときにしょっちゅう言い合いをしないといけないから、疲れる。

あと、経験則上、運転中にやたら話しかけてくるやつはめんどくさい率が高い。「出身は?」という定番質問も「こいつは金を持っているか」という見極めのための質問であることが多い。今後私は、ラオス人のふりをすることにする。なぜラオスかといえば、ラオスに行ったときにやたら現地の人から道を聞かれたのだ。きっと現地の人から見ても同類に思われたのだろう。もしくは、やたら道に詳しそうな顔をしているという説もあるが、「ごめん、日本人なんです」と言ったときに現地の人のリアクションが「ラオス人じゃなかったんだ」と驚きの顔をしていたから、たぶん違うだろう。

ひとまずタクシーに乗る時の方針として、三箇条を掲げる。

①私はラオス人である。金はない。首都はビエンチャン

②乗る前に必ず金額を確認。シェケルまで念押し。

③向こうから声を掛けてくるやつは完全無視で、そのタクシーには乗らない。

 

さて、無事にパレスチナ入りを果たし、タクシーに乗った。ヘブロンまで1時間半くらい。60シュケル(1800円)だった。この取引は私の勝ちか。最後まで60ドル(7000円くらい)って言ってきそうだなと思ったが、大丈夫だった。ヘブロンでは、マクペラの洞窟に行った。アラブ名はアブラハムモスクというらしい。アブラハム、イサク、あと誰かの廟がある。

次にベツレヘムに向かう。イエスが生まれた場所だ。イエスが生まれた場所には、今教会が立っている。生まれた場所にはなんかあるらしいが、行列ができていたのであきらめた。

次にナブルスへ。ベツレヘムから2時間。200シュケルだったが、降りるときに200ドルと行ってきたので、無視して降りた。

ヤコブの井戸がある教会に行った。教会は神父が鍵を開けて入るシステムだった。肝心の井戸は写真ノーと言われたので撮れなかった。

次にパレスチナの事実上の首都なんとかというところへ。1時間半くらいで120シェケル(3600円)。まあまあこれもよい取引な気がする。

アラファトの廟と博物館があり、そこに行った。パレスチナイスラエルの紛争の歴史が解説してあり、当たり前だがアラファト推しだった。

アラファト博物館から、イスラエルとの境のチェックポイントへ。乗るときに10シェケルと言ったが、降りるときに40シェケルと言われた。無視して降りたが付いてきて腕を掴まれたりした。周りも騒ぎを聞きつけ集まってきたが、払えと言ってきた。少し粘ったが、払うことにした。確かに5キロを渋滞していたので1時間くらい乗っていたので、40シェケル(1200円)は妥当なのかもしれないが、こっちは乗るときに10シェケル(300円)と確かに行ったので納得がいかない。完全にパレスチナタクシードライバーとその周りにいたパレスチナ人を嫌いになった。

 

さて、パレスチナからイスラエルへのチェックポイントだが、荷物確認とパスポートの提示だけであっさり通れた。驚くほどあっさりと。チェックポイントからエルサレムまではバスで。6シュケル(180円)とめちゃめちゃ安く、イスラエル最高、パレスチナ○○と心の中で叫ぶ。

 

宿には19時頃戻る。20時半に就寝。