英検一級の二次試験(スピーキング)にぎりぎりで合格した話。
2019年6月 英検一級 一次試験合格
2019年7月 英検一級 二次試験(未受験)
2020年11月 英検一級 二次試験(未受験)
2020年3月 英検一級 二次試験合格
上記のようなスケジュールで受験しているので、
一次試験から二次試験までは約9ヶ月の時間が空いている。
なお、途中、間が空いてしまった理由は、単にうっかりである(①二次試験があることを忘れて海外旅行+②申し込み忘れ)。
英検一級は一次試験に合格すればその後一年後まで一次免除特権が使える。
すなわち、最大4回、二次試験を受験することができるのである。
私の怪しい記憶によれば、
英検一級の二次試験の合格率は6割くらい。
英検一級の一次試験は2割弱で、それをくぐり抜けてきた強者どもの中の6割なので、
まあまあ気を抜けない。
やったこと(事前学習編)
簡単にまとめると、「オンライン英会話」「カフェでのマンツーマン英会話」「2分間スピーチ作成」の三点である。
英検二次対策に特化した期間としては、直前の2ヶ月のみである。
1 オンライン英会話
DMMとかレアジョブとかいろいろあるが、
イチオシは「ネイティブキャンプ」だ。
すごいところ。
1 一日無制限で受講可能(といっても、私は一日一レッスンがベース)
2 スカイプを使わなくてよい(スマホの専用アプリが超カンタンで便利)
3 予約不要。思い立ったら即レッスン
講師はとりあえず同年代、同性(私の場合は30代、男性)、そしてフィリピン人を選んでおけば、まあ間違いがない。
あと、もう一点。
こちらのビデオはオフにしよう。
この効果は絶大。
オンライン英会話のうっとうしさ、ちゃんとした姿勢でやらなきゃ感が一気に吹っ飛ぶ。
ビデオを切っていても、別に講師の方からも指摘するわけではないから安心せよ。
私の場合は、こちらのビデオは切りつつ、向こうのビデオはオンなので、心理的に圧倒的有利に立てた。
何を話すか問題についてだが、
とにかく英語でミスっても話し続けることが大事。
言葉に詰まっても、とにかく単語だけでもいいから話しまくろう。
そしてうまく言えなかったことはメモっておくのが私流。
2 カフェでのマンツーマン英会話
都内のカフェにいると、よく見かけないだろうか。
男性のネイティブスピーカーと女性の日本人が英語で話している姿を。
私は彼らがどうやって知り合うのかずっと疑問だった。
そして、ある日自分もカフェで英会話をしようと思い立ったときに以下のようなサイトを知ることになる。
1 Senseinabi
2 ハロー先生ドットコム
簡単に言えば、
5人講師を選んで、4000円くらいの金額を払って、講師の連絡先を教えてもらうサービスである。
連絡先を教えてもらったら、後は自力で英語でコンタクトをとって、カフェで待ち合わせ。
通常は体験レッスン(カネがかかる場合が多数)を経て、その後は自由に決めるスタンスである。
私はこのサービスを利用して、5人くらい会った末に、オーストラリア人講師と週二回(土日)、英会話をしている(1レッスン、1時間、4,000円)。
私がこだわったのは日本語ができる講師。
大してわからない英語を、英語で習っても余計にややこしくなる。
正確に英語のニュアンス等を掴むには日本語をできるネイティブにしておいたほうがいい。
何をレッスンでやるか問題だが、
1 オンライン英会話でうまく話せなかったものを日本語で書き出して、英語にする練習
2 英検一級二次試験の過去問のテーマで自由に話す
ということをした。
3 2分間スピーチ作成
英検一級二次試験のスピーチのテーマは激むずであり、
日本語の即興でも何を言っていいいかわからない(例:子供向けの広告は規制すべきか など)
ゆえに、英語の勉強に加えて、教養のためと割り切りながら、
2分間スピーチの原稿を作っておくことが重要。
日本人的には「賛成!」「反対!」をはっきりさせたくないが、
とにかく最初に白黒を無理やりつけて、あとはそれを補強する理由を2つ述べる(3つ理由を言うバージョンも流行っているが、私のようなぎりぎり合格者は目指さない)
本番の緊張の中、しかもよくわからない教養感たっぷりのテーマを前に、必死に「あー、うー」とかいいながら英語を喋っっていれば、2分なんてあっという間である。
理由は2つで十分である。
私は英検一級の一次試験用に準備したテーマを二次試験用に加工して、
8テーマぐらいを丸暗記した(カラオケに行って暗唱しまくる)。
あとは、英検業界のカリスマ、イッチーこと植田一三氏の以下の本をパラパラめくった。
この本(イッチー本)はもはやレジェンドだ。
数少ない英検一級二次試験対策本として、英検一級一次試験合格者は誰もが一度は手に取るのではないのだろうか。
このイッチー本に関して、私はやり込んでないので、思い入れは全くないが、
よく聞く声としては、「一次試験の英作文にも使える。最初からこの本をやっておけばよかった」というものである。
あながち間違っていないような気もするので、一次試験の英作文対策として利用してもいいのかもしれない。
当日の様子
こちらは過去記事を参照のこと。
大まかに言えば、全体で10分くらいで、以下のような流れ。
1 簡単な会話(採点対象外。「どこから来たの?」「趣味は?」みたいなことを聞かれる)
2 トピック5題のうちから1題選択(1分間)。
3 2分間スピーチ。
4 質疑応答
まとめ
偉そうに書いてきたが、
私の二次試験の成績は合格基準点ぴったりの点数であった。
今は実力足りないけど、とにかく、何でもいいからぎりぎりでも受かりてえという方は参考にしてくださるとよいと思われる。
ちゃんと受かりたい人は、イッチーの授業を受けに行くか、高田馬場にあるCELとかに行ってきちんとした先生に習うべし。
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